2006年 12月 20日
画伯に捧ぐ(ボツネタ披露宴①)
第1回は「競馬クソゲー非クロスレビュー」に焦点を当て、その中でもコーナー屈指の新作メーカーである仙波”画伯”学氏の作品に対する僕の投稿を振り返ってみようとかそんなのです。
と、イントロを書いたところでサラブレバックナンバーを引越しのダンボールを漁って引っ張り出し、コーナー開始から本誌とネタ帳と併せてチェックしてみましたら、
6月号「タカオファンタジー」・・・未投稿。
7月号「サラブレをつくろう」・・・1投稿0掲載。
11月号「叩け!芝」・・・1投稿1掲載。
1月号「突撃レポーター」・・・2投稿0掲載。
という事でボツが3つあるわけです。
ちなみにコーナー全体での統計を取ってみたところ、
「26投稿6掲載(2金星)」
とまあ、そんなの集計してどうするよ?と。
では、まずコーナー初期で手探り感漂う「サラブレをつくろう」。
テストプレイ開始からゲーム内の
時間にして100年近く経過した
が、どんなに年俸の高い編集者を
揃えても、カリスマ編集長を雇用
しても、エロ本化から抜け出せな
いのはどうしてだろう?ただ毎年
末に付録DVDの内容を見れると
いうシステムは良い、ってそれが
エロ本化の要因かもね。
これね、内容もショッパイんですけど、それ以前に、このゲームの画面に、
「あなたは編集長です」って書いてあるのに、それを無視してますよね。
まあ、どことなく「サカつく」を意識したレビューなんでしょうけど。
「編集長=監督、編集者=選手」みたいな。
でもって、画伯の最新作である「突撃レポーター」に対して先月送った2本のネタはこうでした。
そもそも、人気で惨敗した騎手が
地下の奥深い説教部屋に身柄を拘
束されるという設定に無理がある
んだと思う。ダンジョンの奥から
聞こえる「道悪でノメってたんで
すよぉぉぉ」などという叫び声に
吸い寄せられて進む主人公。って
それでコメント取れてるんだから
引き返せばいいのにね、そこで。
出会う敵すべてからコメントを取
らねばならない主人公。「イー」
しか言わぬ黒タイツのザコキャラ
に対しても「そうですね」と返す
マヌケさよ。しかし、実際の検量
室ってあんな死神マスクとか般若
面がいるもんなの?知らんかった
わ。そんな所を涼しい顔で歩く佐
藤洋一郎って凄いんだなぁ。
前者に関しては致命的な欠陥が一つ。
画伯が描く主人公の左手にはマイクが握られてますね。
つまり、この人はTV、もしくはラジオのインタビュアーであって、TMとか記者ではないのですね。
なもんで、彼は騎手の鼻面にマイクを突きつけるのが任務なわけで、そこで引き返すわけにはいかんのですよ!
ま、そんなの力説されても困るよ。
後者は追加分で考えた、レンジでチンしてできたようなネタです。
ちょうどこの投稿時期の頃、画伯が自らのブログで、
「そうですね」
と安易に言うアナウンサーに苦言を呈しておられたのがモチーフとなってます。
「自分ネタ回顧」でも少し触れましたが、やはりこのコーナーでは「モチーフ=キー」となる原案をどう浮かべるかが勝負なんですね。
そこを起点として、その周りに肉付けをし、全体を完成度の高い文章ネタに作り上げねばならないわけで、僕はまだまだその域までは行けてません。
多分、ずっと行けません。
まあ、ファンタジスタな投稿者の方々は、こんな小難しい事を考えなくても良いのかもしれませんが。