人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

プールとロックとお馬さん。

8/19日記

「楽しい磯野家」というタイトルだったのか、あれ。

今、私の脳内から、この旋律がこびり付いて離れない。

これも慣れるのだろうか・・・。

今朝も一昨日昨日と同じ朝。

そろそろ明け方だろうか・・・と思いつつ目を覚ます。
そうは思いながら、「まだ1時とか2時なら嬉しいのだが・・・」と淡い期待を抱いて時間を見る。
4時48分。
悲しくなる。
カーテンを開けると、確かに薄らと明るくなっている。

マイクロバスの最前列の窓側に座ったところ、同期入社の人が隣に座ってきた。
部署は違えど、勤務番(私はA直、今週夜勤の反対番はB直)が同じであれば、行き帰りのバスや昼の社食で会うことはある。
軽く近況を報告。

今朝も6時半から作業スタート。
機械に追われ、運搬車に追われ、部品に追われる。

昼休憩は予定通りカレー(302円)で済ませた。
朝食は抜いていたけど、昼休憩が10時40分スタートなので問題ない。

私が汗を流す建物内では、ひたすら「楽しい磯野家」が流れている。
BGMという趣きではない。
「ラインが順調に流れて、稼働していますよ」ということを示す電子音。
おそらくそういう意味合いだと思う。

今日の残業は1時間15分と示されていた。
本来の定時である15時10分のチャイムが、事実上、休憩開始を示すことにも、どことなく慣れた。
いや、それだけじゃなく、昨日と比べて、作業的にも体力的にも慣れた。

とは言いつつ、今日もバテバテではあった。
あくまでも「昨日と比べて」でしかない。

そんな残業の終わり際。
いつも親切に声を掛けてくれる、超さわやかエグザイル的な社員氏がこんな話を漏らした。

「実は、えふさんが今やっているこの工程の担当って、ここ最近、立て続けに3人辞めてるんですよ」

今春から夏にかけ、皆、3週間以内に辞めているのだと。
その後、当面の措置として、私のコーチ役である社員氏(非エグザイル)がその工程を担当してきた。

その話を聞いて、私の中でこれとあれとそれの点が線で結び付いた。

そもそも私の工程は、肉体労働色が強く、本来はもっと若いのがやるべきだと思う。
「何で、俺みたいな年寄りにやらすのか・・・」と内心ブツブツ言う。

私が属する派遣会社にはNさんというA直専任の担当者がいる。
年の頃は30過ぎぐらいだろうか。
バラエティー番組に出てくる民放の若手アナウンサーみたいな感じで、ベラベラとしゃべる人。
クライアント企業の現場責任者と我々派遣労働者の橋渡し的な役割を担っている。
正確には「労務管理担当者」と呼ぶらしい。
もしも仕事を休むとかなんだとかの際は、現場のGL氏と、この労務管理担当の両社に電話を入れる必要がある。
このNさん、工場内で見かけることも多い。
朝、正門から工場内に入るところで、いつも待ち構えている。
出社時のバスは1本のみだから、そのタイミングの正門で待ち構えていれば、担当している派遣労働者がちゃんと出社したかがはっきり分かる。
まさに「労務管理」という感じ。
この前の9連休最終日には、わざわざ携帯のショートメールを使って所在確認のメールを送ってきていた。
この業界、盆と正月明けはバックレ遭難者が出やすいから。

派遣労働者が当欠したり遅刻したり、何か問題を起こしたりすると、この担当氏がクライアント企業からお叱りを受ける。
要するにそういうことだ。

さて、「Nさんとは何者か」で大幅にムダな字数を使ってしまった。
このNさんと初めて会ったのが連休前の木曜日。
連休を挟み、今日を含めて出勤5日間。
毎日、顔を会わす度、Nさんが私に言うのである。
「もう、とにかく期待のホープですから、えふさんは!頼みますよ」
と、気持ちの悪いぐらい同じことばかり言う。

昨日も、Nさんがクライアントの偉いさんと並んで工場内をウロウロしていた。
彼らは作業中の私のところにやって来た。
たまたま私はベルトを着用していなかった。
「あれ?ダメだよ、ちゃんとベルトしなきゃ」と、半分からかいながら偉いさんが言う。
「あ、いや、貰ったベルトのサイズが合わなくて、今、上の人に頼んでいるところです」と説明する私。
(「部品にキズが付く」という理由で、金属のバックル付きの一般的なベルトは着用不可)

そこでもNさんは「あんまり彼をイジめないで下さい。うちのホープなんですから」と、おどけて言っていた。
40過ぎのオッサン捕まえてホープも何も・・・と思う。
しかも、他の同期入社組には言わない。

もちろん、腹が立つ種類の言葉ではないし、期待されているのは悪いことじゃない。
ただ、かなりの違和感があった。
今日までは。

以上、「あれ」の点。

連休前の金曜日、初めて今の現場に出勤した夜。
私の派遣会社名やらを聞いたGL氏が「ああ、Nさんでしょ、担当」と言っていた。
その言い方に顔馴染み感が出ていた。
無数の派遣会社が出入りしている中で、これも何だか妙な感じ。

これが「それ」の点。

派遣社員がやって来ては、すぐに辞めていく鬼門の工程。
「辞めなさそうな奴をよこせ」とオファーを受けた派遣会社。
そこであてがわれたのが、いかにもお人よしで、ほどほどに社交性があるっぽい(自分で言うと、表面上の欺瞞でしかない)私だという可能性が高く思えた。
Nさんが意気揚々とGL氏に「大丈夫っすよ、今回の新人は!」と吹き込む姿も目に浮かぶ。

ただ、悲しいかな、その3人が辞めた話を聞いて、つい、
「なるほど、じゃあここは僕が何とか頑張りましょうか」
などと口走ってしまった。

こういうのがいけないんだ。
そして、やりたくもない仕事をムダに続けてしまう。

でも、とにかく私は金を貯めに来ている。
その一点かつ最大の理由において、「やりたくもない仕事を続ける」ことに正義がある。

16時35分にチャイムが鳴り、本日の勤務終了。
と思いきや、休憩上で全員参加の安全ミーティング的なものが発生。
これで15分。
結果、今日も残業1.5時間。

正門を出てサークルKへ。
夕食にするカップ麺とおにぎりを買い、先日、置き忘れた傘も今日はしっかりと確保。
30分間、マイクロバスに揺られて帰寮。

そういや今朝、送別会の案内が、さわやかエグザイル氏の手によって配られていた。
週明けの月曜までに参加可否を伝えるようにとのこと。
どうやら彼は、班の若手リーダー役らしい。
私が来る前に辞めていった人の送別会らしいのだが、会費が6千円ときた。
さすがに高い。
でも、少し迷う。
チームに溶け込むには、そういう場に出るのが最も手っ取り早い。
もう一つの強力ツール「喫煙所コミュニケーション」が活用できない今、飲み会は貴重。
別に参加しなくてもマイナスはなかろうけど、参加した場合のプラスは少なからずある。

まあ、今週末の馬券次第ということで。

今夜もぐちゃぐちゃとした文章のまま更新する。
寝なくては。

ではまた。
by efurin | 2015-08-19 22:23 | 日記