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プールとロックとお馬さん。

8/5日記

これは部活である。

そう思うことにした。
妙な納得感が湧き上がってきた。

7時に起床。
7時40分にマイクロバス出発。

8時過ぎだったかに工場着。
いよいよ今後、私が勤める工場。

研修専用の校舎みたいな建物で、8時半から座学研修開始。
居眠りや態度の悪いのは一発退場と聞かされ、軽い緊張感が漂っていた。
講義の後、筆記テスト。
それを2回繰り返して午前の部は終了。

正午から昼休憩。
昼食について、
「社食へ行く人」「近所のコンビニへ行く人」「持参してきた人」
に分類されたが、我々の派遣会社のチームは、ほぼ大半がコンビニ組だった。
なので私は一人、事前に場所の説明があった社食へ向かった。
予想以上にキレイな設備で、予想以上にメニューが安価だった。
308円(税込)のカレーを2分ほどで胃に掻き込んだ。

食事代は後清算。
社員証に千円単位でチャージし、電子マネー的に支払う。
ついつい2千円もチャージしてしまった。

何が「ついつい」か?

次の収入(前の会社の最終給与)が入るのは14日。
それまでに出勤するのは、明日と明後日の2回のみ。
カレーが300円で食えるなら、今回のチャージは千円で十分だろ。

更に言えば、今日と明日の研修でクビになる可能性だってある。
ここまで随所にそういう説明を聞かされている。
その場合、チャージの残1692円は意味が無くなる。
(システム上、換金はできるが、そのために社食へ行くことも叶わないまま去ることになろう)

午後は技能実習。
おそらく運搬系の仕事をすることになるであろう私だが、配属は組立ての部署。
なので皆と同様の実習を受ける(という理解でOKなのか?)。

全体の50数名が7~8人ずつの班に分かれ、ビス打ちやらナット締めを教わる。
各項目毎に手本を見せられ、何十分か練習した後、判定テストを受ける。
「30秒間に8本以上、ビスを打つ」みたいなのを連続2回、成功させなくてはならない。
明日の午後の時点で、これが1項目でも通らないと落第になる。
(他の部署へ回されるか、そもそも就業できないか)

この自動車会社、毎週毎週入社日があって、その度に色んな派遣会社からの従業員を受け入れている。
その中でも今回(昨日入社)は、いつになく大人数なのだと。
(こんな盆前の時期に何だっていうのか?)
それに伴い、実習にも時間を要するらしい。

なので今日は20時まで残らされた。
2.5時間の残業。

今回、同じ派遣会社に同期的に入ったのは14人ぐらい。
その中で、同じ部署となったのは5人だか。

一人で社食へ行っているあたり、「おや?」と思われたかもしれない。
今までこの日記の中に、入社直後の記述は多々あった。
その都度、だいたい初日か2日目ぐらいには誰かと仲良くなったようなことが書かれている。

しかし今回、先週の金曜以来、ほとんど誰とも会話をしていなかった(派遣会社の社員さんを除く)。
おそらく私は、皆の和の中で「無口で謎な人」と思われていたことだろう。

あえてそうしていたのには幾つかの理由がある。

まずは今回の皆さん、圧倒的に喫煙率が高い。
何かにつけて喫煙場所に集まる。
逆に言えばこれ、私が今まで入社直後、すぐに人と打ち解けてきた場所でもある。
一服コミニケーションは、喫煙者の数少ないメリットのひとつ。

ところが今、私は禁煙開始9ヶ月半の身。
ただでさえ、環境が変わった直後の精神的不安定状態。
今、喫煙者に近付くと、「つい1本・・・」となってしまうのは目に見えている。
(一昨年の春、池袋の職場へ通い始めた頃、そのパターンで禁煙が終了した苦い経験)

次に、今回の職場特有の理由。
派遣会社に同期で入ったからと言って、皆が同じ時間に同じ現場で働くわけではない。
先ほど「同じ部署となったのは5人だか」と書いたが、これとて、ここから更に「A直」「B直」と呼ばれる班に分かれる。
A直が早番出勤の週、B直は遅番。
つまり、このABが異なると、休みの日に、たまたま寮の近辺で顔を合わすぐらいしか接点が無くなる。

そして何度も書いている通り、すぐに落第となって職場を去るケースもあるし、無事に就業できたとしても、長く居座るかどうかも分からない。
こういった環境で、派遣会社の同期と無理にコミュニケーションを取る必要は無い。
取るなら断然、勤務開始後、現場で仕事を共にする仲間であろう。

しかしながら、さすがに今日、派遣会社の同期数名から声を掛けられた。
「どうでしたか?実習は」みたいな感じで。
彼らは皆ほとんど、こういう工業系の仕事を転々としている人たち。
そんな彼らはきっと、私の「非工業系オーラ」を感じ取っているのだろう。
当然ながら私、声を掛けてもらって無愛想でいられる人ではない。

派遣会社の担当氏から、寮に戻るバスが出るのは20時50分と聞かされた。
それを待つ間も、同期の人々とあれこれ話した。
おそらく皆、「なんだこの人、案外よくしゃべるじゃん」みたいな感じだったことだろう。

21時に帰寮。
同期かつ同じ部署かつ同じ寮の棟である人と寮の建物に入ろうとした時、1台の自家用車が我々の前に停まった。
その車の主は神奈川県から車に乗って赴任してきたのだが、あろうことか本日、クビになったとのことだった。
「態度が悪い」という理由で今日の退勤後、派遣会社の担当氏から告知されたのだと。
確かに今日の座学の冒頭、「本当に態度の悪い人は、その場で注意もせず、後で黙って落とす」とクライアント企業の研修担当者が話していた。

こうなると、赴任旅費(立て替えていた交通費)や赴任手当(20回勤務後に5万円もらえる)の支給も無いし、あれこれ悲惨。
派遣会社としては別のお仕事を紹介するわけだが、次の就業まで間が空いてしまう。

ただそもそも、ここまで私の彼の間には、まるで接点も無かった。
「あ、やっぱりそんなことも起こるんだ」と思ったまで。
派遣会社は人を送り込むのが仕事だから、ジャンジャカと人を集めるけど、クライアント企業はその人を選り好みする。
クライアント企業からすれば、クビの宣告も派遣会社の担当者に伝えればいいだけだから楽チン。

それだけのことだ。

部屋に戻り、洗濯機を回した。
昨日、支給された作業着は1着ずつしか無い。
ズボンやブルゾンはともかく、ポロシャツが1枚だけというのは、この時期、特にキツい。
なので、その他の衣類と合わせて洗濯。

各作業着を追加発注することは可能だが、2着目からは有料となる。
これ、社食のチャージと同じ理屈で、今、発注するのはリスクがある。

洗濯機が回る間、カップ麺を食べて、シャワーを浴びた。
すすぎを終えた衣類をベランダに干した。
東向きだから、少なくとも朝日が出た後には乾くだろう。

22時過ぎ、オッサンから着信があったことに気付いた。
折り返しついで外に出た。
サークルKで朝用のパンを買おうと思い。

オッサンに改めて口座の件を説明。
今後、気を付けるとのことだった。

コンビニから戻って、日記を書き始めた。
とにかく疲れた。
早いとこ寝る。

明日は定時で帰れるらしい。

文章を校正をする気力も無いまま、今夜はこの辺で。
by efurin | 2015-08-05 23:39 | 日記