2015年 06月 17日
それぞれのPOGりん開幕編・20
「ディープインパクト運の無い人」
リオマルさん。
ご参加頂いてからの過去3シーズンが「24位→25位→21位」と低迷続き。
昨シーズンは良血トーセンビクトリーの故障が響くも、初の全馬デビュー達成があり、前2シーズンよりは少し上の21位フィニッシュ。
過去3シーズンで6頭のディープ産駒を指名しているのですが、この6頭で計(1.0.4.17)と荒れ果てた戦績。
昨シーズン、ダノンブライトがリオマル・ディープ念願の初勝利を飾ったのですが、これもダートでのもの。
そんなこんなで参戦4シーズン目となる今回、そろそろ下位からの脱却を図りたいところ。
1次ドラフトでは1、4、6位指名を重複で落としましたが、重複勝ちも4頭を数え、甚大な被害には繋がらず。
下位での3名重複となった母ピラミマを競り落とせたのは大きいかもしれません。
元から極端なディープ固めを取るスタンスではなく、今回も父ディープは2頭に留まりました。
一方で目立つのが、4頭を取り揃えたハーツクライ勢。
今世代82頭とやや少なめのハーツクライ産駒ですが、その中から精鋭4頭が選抜された印象。
このゾーン、なかなかの破壊力を秘めていると思われます。
また、既にデビューを果たした10位指名馬と、母デグラーティアのハービンジャー勢2騎の仕上がりが早そうなのも強み。
トータルとして、上位争いも十分に可能な、戦える布陣だと思います。
過去のどのシーズンよりも充実している印象。
あと、物語性を感じさせられるのが母ローブデコルテのエレーデ。
参戦初年度の12-13シーズン、リオマルさんの1位指名馬はスイートメドゥーサという馬でした。
ローブデコルテの初仔、エレーデの半姉。
7月の中京で新馬勝ちを果たしたところまでは良かったのですが、その後、2戦続けて競走中止。
このあたりがリオマルさんの、POGりんにおける不運の始まりだったような気がします。
だけど今回、母が残した最後の仔が、厄払いの務めを果たす時が来たのかもしれません。
姉と同じ中京デビュー予定。
ここは注目したいところ。
そして、その厄払いは、すなわちディープ運の無さを払拭することでもあるわけです。
と、ドヤ顔で弁をふるう管理人であった(ディープ産駒で重賞通算5勝)。
20.リオマル
1位 母キャタリナ・19(牝・ディープインパクト)
3/8・芦毛・木田牧場・[栄進堂]・[栗・坂口]
母父Storm Cat
全兄エイシンヒカリ(エプソムC)
「調教での動きが他の馬とはまったく違う。スタッフ全員が”この馬は走る”と言っている。能力が高いのは明白なので、万全の態勢でデビューを迎えたい」(育成)475キロ
2位 エレーデ(牝・ディープインパクト×ローブデコルテ・9)
3/2・鹿毛・ノースヒルズ・前田幸治・栗・松元
母父Cozzene
母はオークス勝ち
「大山ヒルズに入厩したのを境に大きく変わってきた。馬体が雄大になり、深い胸前からは心肺機能の高さも見て取れる。ぜひクラシックに出走させたい」(育成)431キロ
7月中京デビュー予定
3位 ファンタサイズ(牡・ハーツクライ×ファンジカ・21)
3/7・鹿毛・社台F・社台RH・栗・矢作
母父Law Society クラブ募集額4000万円
半兄ハイアーゲーム(青葉賞)ダイワマッジョーレ(京王杯SC)
「素晴らしい馬。毛づやや皮膚の良さは目立つ。血統的にも、まず確実に走ってくれるだろう。血統的なものか、それほど大きくはないがマッジョーレよりは大きい。ただ体形的にはダービーというよりマイルから2000ぐらいのタイプじゃないか」(調教師)
「ハーツクライらしい、しなやかで伸びのあるタイプ。いかにも距離が延びて良さが活きそう」(育成)472キロ
4位 母タイキシャイン・9(牡・ハーツクライ)
2/26・栗毛・山際辰夫・[ノースヒルズ]・[栗・角田]
母父タイキシャトル 14HBAセレクションセール3500万円
「同じ時期のワンアンドオンリーより動きはいい。まだ伸びしろがあり、デビューは秋頃になりそう」(育成)485キロ
5位 母ピラミマ・8(牝・ハーツクライ)
3/9・黒鹿毛・ノーザンF・[丸山担]・[栗・平田]
母父Unbridled's Song 13セレクトセール1600万円
半兄バンドワゴン(きさらぎ賞2着)
「いい馬だし期待している。じっくりやっていきたい」(調教師)
「はじめはヒョロっとしていたので心配したが、徐々に幅が出て見栄えがするようになってきた。現在は坂路で(200m)16秒ペースで調教を進めているが、手脚が長くてストライドの大きい走りを見せている。長距離が合っているんじゃないかと思っている」(育成)469キロ
秋以降デビュー予定
6位 フォーアライター(牡・ハービンジャー×デグラーティア・7)
1/28・青鹿毛・ノーザンF・サンデーR・栗・宮本
母父フジキセキ クラブ募集額2800万円
母は小倉2歳S勝ち
「体質が強くて馬体が垢抜けしてきた。仕上がりが良さそうで、かなり期待している」(調教師)481キロ
7位 [ピッツバーグ](牡・ダノンシャンティ×メジロフランシス・12)
2/11・鹿毛・戸川牧場・[不明]・[栗・矢作]
母父カーネギー
半兄モーリス(安田記念)
「2月生まれという点を考慮してもいい体をしているし、これは面白いんじゃないか。モーリス同様にマイラーかもしれないけど、スピード能力は確実だと思う」(調教師)
「賢い仔でオン・オフが利くタイプ。末脚は切れそう」(育成)512キロ
8位 [カフジプリンス](牡・ハーツクライ×ギンザフローラル・8)
3/30・栗毛・ノーザンF・[加藤守]・[栗・矢作]
母父シンボリクリスエス 14セレクトセール6800万円
「兄のタイセイラピッシュはスピードが勝っているけど、この馬はハーツクライだし繋ぎも長いから違ったタイプじゃないかな。距離もこなせると思うので、札幌1800デビューをイメージしている」(調教師)
9位 [エターナルブーケ](牝・マンハッタンカフェ×キャットアリ・14)
4/24・黒鹿毛・下河辺牧場・[石川達絵]・[美・堀]
母父Storm Cat
半兄ヒラボクディープ(青葉賞)
「ムダ肉が付かなさそうなタイプで、どう成長していくか楽しみな馬」(育成)465キロ
10位 ルミナスエレメント(牡・ハービンジャー×ルミナスポイント・10)
3/6・鹿毛・ノーザンF・サンデーR・栗・安田
母父アグネスタキオン クラブ募集額4000万円
半兄ルミナスウイング(冬桜賞)近親ロジユニヴァース
「芝でもいけそうな雰囲気はある。ただ、ダートは間違いなく走るのだろうけど」(調教師)
6/14(日)阪神芝1200でデビューして2着
by efurin
| 2015-06-17 00:16
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