2014年 06月 18日
それぞれのPOGりん開幕編・20
昨シーズンはヤマノフェアリー、トーセンマタコイヤの良血ディープ2騎が冬場から春にかけて500万特別を勝ちましたが、どちらも故障に泣きました。
ここ数シーズン、妙に色気付いたというか、父ディープの良血馬を指名するようになった津里さんですが、今回はその色を多少は残しつつ、いかにも原点回帰といった風情の指名リスト。
1次ドラフトもそこそこ平穏に乗り切った結果、「津里F1セブン」の復活と言える快速系集団が形成されました。
やはりサクラバクシンオーのラスト世代というのが影響しているのでしょう。
ということで本人コメントを添えてのご紹介。
<僕にとってPOGりんとはいかに当たりバクシンオーを掴むかであり、その結果、外れバクシンオーを引き続ける事が僕にとってのPOGりんなのです。
そんなサクラバクシンオーも今シーズンで最後であり、全頭バクシンオーでいこうかと当初は考えたほどでした。
でも、ダービー制覇に向けては長距離砲も必要なワケでして 上位にはクリーンナップ候補…そしてドラフト負けした時はバクシンオーでフォローする作戦にしました。
結果からいうと想像以上にF1セブン臭がしますが、津里俊満らしい戦力だと思っています>
20.津里俊満
1位 レッドマジュール(牝・ディープインパクト×マンダララ・15)
5/22・青鹿毛・ノーザンF・東京HR・美・手塚
母父Lahib クラブ募集額3400万 半姉Mandesha
「ディープらしい小柄な体つきだし、いいバネがありそう。母系もしっかりとしているし、この馬で4世代連続(厩舎のGⅠ制覇)を狙いたい」(調教師)
「凄く柔らかい動きをする馬で乗りやすい。ディープ産駒らしく切れがありそう。成長待ちの段階で、じっくりと進めているが期待は大きい。クラシック路線に乗ってきておかしくない馬。距離は1600から中距離あたりが良さそう」(育成)415キロ
<今回、POG本を見たときの馬体の第一印象を重視しました。この馬の写真を見て「絶対欲しい!!」と直感しました。まぁ、それ以外(馬体重や母齢)は僕としてはプラス要素ないのですが。それ以上にビビッと来ました。松田聖子枠。>
2位 [カラトラバ](牡・クロフネ×カーナヴァル・6)
2/24・栗毛・ノースヒルズ・[ノースヒルズ]・[栗・橋口]
母父ダンスインザダーク 近親オディール
「走るフォームが凄くいい。母は調教中に骨折し、不出走で引退したが期待していた。子供には頑張ってほしい」(調教師)
「橋口調教師も期待して下さっている。いかにも走る馬という雰囲気を持っている。馬体にはまだ未完成なところがあるが、それは伸びしろがある証し。これから成長してどんな馬になるのか楽しみ」(育成)500キロ
<松田聖子枠、その2。最悪、クロフネって事でダートで潰し効かないかなと思ってます。橋口先生の燃え尽き症候群が心配。>
3位 [ジーニアスドール](牝・ゼンノロブロイ×ベネンシアドール・6)
3/9・鹿毛・ノーザンF・[グランプリ]・[栗・村山]
母父キングカメハメハ 13セレクト3600万 半姉デニムアンドルビー
「背中が凄くいい馬。上手く体を使って走れるようになれば走ってきそう」(調教師)
「脚の運びがスムーズでセンスの良さを感じる。成長力があり、春を迎えて心身ともに変わってきたが、まだまだ奥がありそう。先日は来場した村山師がこの馬にまたがり、感触を確かめていた」(育成)476キロ
<母ベネンシアドールは3歳で種付けをし、4歳で初子を産んでいるPOG界の志田未来。3番仔のこの馬でもまだ6歳。金子さんでないってだけで、この順位でも安心して取れると思ってました。ただ、上の二頭よりかは不安もあります。>
4位 リミットブレイク(牡・サクラバクシンオー×マザーウェル・5)
2/15・鹿毛・ノーザンF・シルク・美・尾関
母父シンボリクリスエス クラブ募集額2000万 母の母シンコウラブリイ
「初仔の割にしっかりとしている。早めに使えそうだし、スピードタイプで2歳戦向きだと思う」(調教師)
6/7(土)東京芝1400でデビューして4着
<F1セブンその1。赤星希望。バクシンオーは本当に難しい。血統的な裏付けが全くできないワケで、ハイリスク・ローリターンな物件。POG本で一番評判の良いこの馬に期待したいです。デビュー決まってるし。是非とも高速馬場となった府中のパンパンの良馬場をブッちぎってもらいたい。>
5位 トウショウピスト(牡・ヨハネスブルグ×シーイズトウショウ・12)
3/20・鹿毛・トウショウ牧場・トウショウ産業・栗・角田
母父サクラバクシンオー 母はGⅡ勝ち
「短いところでスピードを活かす配合。父の産駒の勝ち上がりも凄いからね」(調教師)
6/15(日)函館芝1200でデビューして勝ち上がり
<F1セブンその2。藤本希望。血統を見た瞬間に涎が出ました。ヨハネスブルグにバクシンオー(シーイズトウショウ)なんて、ダビスタの初期牧場なら土下座しても手に入れたいレベル。評判も良さそうだし、期待したい。>
6位 [フォルラーヌ](牝・ジャングルポケット×ダンスオールナイト・9)
5/1・栗毛・社台F・[グリーンF]・[栗・荒川]
母父エルコンドルパサー クラブ募集額1600万 母の母ダンスパートナー、近親フェデラリスト
「成長過程を見ていると素材の良さが伝わってくる。活躍する血筋だし期待は大きい。気性も問題ないし成長力もありそう」(育成)486キロ
<松田聖子枠、その3。オースミイチバンがあるので荒川調教師には良い印象があります。阪神にいたクルーズみたいな結果になったとしても、悔いはしない。絶対しない。>
7位 グレイトチャーター(牡・サクラバクシンオー×エーゲリア・10)
3/31・鹿毛・ノースヒルズ・ノースヒルズ・栗・鮫島
母父Giant's Causeway
「調教でも走りたいという気合を前面に出している。夏競馬に間に合いそう」(育成)470キロ
<F1セブンその4。デビューに目処がついてるので指名。沖原希望。>
8位 ヴェルステルキング(牡・サクラバクシンオー×サルスエラ・7)
3/9・鹿毛・ノーザンF・佐々木主浩・栗・友道
母父マンハッタンカフェ 12セレクト1800万 近親フレールジャック、マーティンボロ、ヴィルシーナ
「母系が出ているのかバクシンオーらしくない胴の長い体型をしている。スピードもありそう。函館でゲート試験を受けて、札幌芝1500あたりでデビューできればと思っている」(調教師)
<F1セブンその5。上坂。多分、背伸びしてマイル使ってくるバクシンオーな気がする。>
9位 タンツラッシュ(牡・サクラバクシンオー×スマイルビジン・6)
3/3・鹿毛・三石橋本牧場・山元哲二・栗・谷
母父ゴールドヘイロー 14HTBトレーニングセール2450万 半姉アドマイヤビジン
<F1セブンその7。松田。姉アドマイヤビジンが割と好きで、二番仔だったので指名。買ったのがダンツの馬主さんみたいなので、25%くらいの確率で山内厩舎入んないかなぁって。>
10位 レモンイエロー(牝・サクラバクシンオー×ルーシーショー・7)
2/12・鹿毛・ノーザンF・青芝商事・栗・羽月
母父フジキセキ 13セレクト800万
<F1セブンその7。高波。シンラバンショウとコウソクコーナーが違う気がして順番入れ替えました。じゃあ、これが正解かと言われれば違うと思うけど。>