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プールとロックとお馬さん。

カテゴリ:プール用語辞典( 23 )

「ぬ」

《抜く》

ポケットビリヤードにおいて、球を外す、つまりシュートミスを指す用語。
「トバす」とも言う。

「気を抜く」から由来している用語だと思われ、従って一般的には比較的簡単な配置の球を外した時に用いられる。
「うわー、こんなん抜いてもうたぁー」
とか、
「あの球抜いてたら勝てんわ・・・」
とか。

また、親しい仲間内の相撞きでは、「お前抜き過ぎやわ、むっちゃエロいわ!」などと意味不明な用いられ方をされたりもする。

関連用語としては、アンドセーフ(狙った球が外れた際、次のプレイヤーに対してセーフティーになるようなショット)と同義語の「抜けセー」などがある。
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by efurin | 2007-06-19 17:57 | プール用語辞典 | Comments(0)

「に」

《二度撞き》

1回のショット内でキュー先が手球に二度当たる事。
ファールの扱いとなる。

主に手球と先球の距離が接近している時に起こる現象だが、ルール上救済措置も設けられている。
手球と狙う先球の距離がチョーク1個分以内の場合のみ、ショット前に審判にコールをしてから撞けばセーフショットとなるというものである。
この際のコールに関して、以前は「プッシュ」と言うのが一般的であったが、数年前より日本国内で、シュートアウトの呼び方を海外同様「プッシュアウト」に統一する動きがあり、これを略して「プッシュ」と呼ぶ場合がある事から、二度撞きの際のコールは「ダブルヒット」と統一されるようになった。
が、まだ、ハウストーナメントや店での相撞きなどでは「プッシュ」でも十分通用する。

そもそも、このダブルヒットコールのルール自体がそれほど古いものではなく、昔は二度撞きはすべてファールであった。
なので、古くからのプレイヤーは未だに習性的なもので、どんな状況でも二度撞きを避けようと努める傾向がある。

特に試合において、二度撞きの判定、特にぎりぎりチョーク1個分以上離れているケースなどは非常に難しいものである。
ポイントはいくつかあるが、図解なしで説明するのは面倒なのでここでは省略する。
手玉と先球に対するキューの向きの延長線がどうちゃらとか。
ただ、肉眼や音で判断するのは人間の動体視力や聴力では難しいので、二度撞きの場合はどのような球の動きが発生するか、などを前もって予測しておかねば正確な判定は下せず、本来、試合の審判を務める者は、このような高度な球に関する知識を持ち合わせておらねばならないものなのである。

ただ、多くの場合そういうわけにはいかないので、審判側の対処策としては、ショット前に球に顔を寄せたり、いくつかの角度から眺めるフリをして、「わたしはちゃんと知ってますよ」というハッタリを効かせておく事が重要だと思われる。
んで、特に明らかに変な動きをした場合以外は、とりあえず「セーフ」と言っておけば良いであろう。
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by efurin | 2007-06-18 20:08 | プール用語辞典 | Comments(0)

「な」

《ナインボール》

いわずと知れたポケットビリヤード最大のメジャー種目。
基本的なルール解説は省きます。
9番を入れたら勝ち、っていうあれです。

プロ、アマ問わず現在のビリヤード競技会の大半がこの種目により行われている。
とはいえ、現在のようにナインボールが主流となったのはここ2、30年の間の出来事である。
プールの本場アメリカでは、その昔、ポケットビリヤードの種目といえば14-1(ストレート・プール)であった。
日本の場合、そもそも4、50年ほど前まではキャロム(スリークッション、四つ玉)の人気の方が高く、その後ポケットビリヤードに人気が移ってからも、しばらくはローテーション、14-1がどちらかといえば主流であったらしい。

しかし近年、ビリヤード競技人口が増加し、大会規模も大きくなってくると、14-1最大の難点である「試合時間の長さ」が大会運営においてネックとなり、そこで、よりスピーディーに試合を消化できるUSナインボールが主流競技となったわけである。

ファール、スクラッチ後の手球フリー。
どんな形であれ台上から落ちた9番以外の先球は戻さない。
というルール(これを「テキサスエキスプレスルール」と呼ぶ)も、進行を早めるために導入されている。

なお、ナインボールといえば日本独自のルールであるジャパンナイン(5-9)があるが、どこかで散々書いたたような気がするのでここでは触れません。

めんどくさい。
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by efurin | 2007-06-17 04:34 | プール用語辞典 | Comments(0)

「と」

突然再開。

《十マス》

「とます」と読む。

主にジャパンナインボール(5-9)を行う際に用いられる用語。

セット数先取りで行われるUSナインと異なり、ジャパンの場合、終わりを決めておかないと延々プレイが続く事になるのでどこかで区切らねばならないのだが、その単位として一般的なのが10ゲームであり、その区切りの事を「十マス区切り」と呼ぶ。

「じゃあ、次の十マスでラストね」
などと用いる。

また、得点の清算や、3人以上でのプレイにおけるプレイ順の交代(順交と呼ぶのが一般的)もこのタイミングで行われる事が多い。
場所やメンバーによっては十マス毎に現金をやり取りしているケースもあるが、非常にガラが悪い光景である。
でも、どっちみち最後に現金は飛び交うのだが。

すなわち、十マスとは麻雀における「半荘」とほぼ同じ意味を持っていると言っても良いだろう。

時間などの都合で途中で抜ける場合もこのタイミングで抜けるのが一般的なマナーであろう。
が、たまに3マスなど突然、中途半端なタイミングで抜ける輩もごくまれに存在するが、多くの場合は天然ボケの人であり、悪意を持ってそうする人はほとんどいない。

と思う、多分。
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by efurin | 2007-06-16 04:22 | プール用語辞典 | Comments(0)

「て」

《出来玉》

「できだま」と読む。

主にナインボールにおいて、ブレイク直後の配置が絶好形で、取り切りが容易だと思われる状況をこう呼ぶ。
球なりに入れていけば自然と⑨までたどり着くような配置。
場合によっては、ブレイク直後だけではなく中盤あたりでも、この表現が用いられる事がある。

口語的には、ブレイク直後に、
「できたな」
「できてもうたな」(関西風)
などという風に用いられる事が多い。

が、そう言って実際に取り切りを成し遂げる率は、けっこう低い。
むしろ、気心の知れた者同士で相撞きをしている際、相手にプレッシャーをかける意味で言う事の方が多い。
また、ネタ的に、最初の取り出し(ブレイク直後の、主に①や②などの最初に狙うべき球の配置、難易度の事)すら難しい場合などに、
「できたな」
などと言って、
「どこがやねん」
とツッこむ会話も多く見られる。

というのは主にB級の話で、やはりA級以上になると、出来玉をしっかりと取り切れるかどうか、というのが勝負の分かれ目となる事も多い。
「あの出来玉取り切れんかったのが痛かったわ」
というのは、試合後の上級者がしばしば発するコメントである。

不思議なもので、後から考えると、まったく何も考えなくてもいい配置なのに、試合中では難しく考えてしまうものなのである。
当欄で再三述べている事だが、やはりビリヤードはメンタルスポーツなのである。
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by efurin | 2007-01-19 17:23 | プール用語辞典 | Comments(0)

「つ」

《撞く》

ビリヤードにおいて、キューの先端(タップ)を手球に当てて転がす行為。

「打つ」ではなく「撞く」である。

この行為から、ビリヤードは日本語で「撞球(どうきゅう)」と呼ばれる。

この言葉からの派生語には他に、手球の表面上の撞く位置を指す「撞点(どうてん)」がある。
上を撞いたら押し球、下を撞いたら引き球、とかいうあれである。

上級者と共に練習撞きをしている際に初心者が、
「今のは撞点どこだったんですか?」
などと質問したりして用いられる。

が、ビリヤードの手球コントロールというのは、上級者が指すその撞点を撞いたからといって、必ず同じような動きをするものではなく、そこにはストローク法であるとかの要素が絡んでくるのであり、そこがこの競技の難しさの一つでもある。

「キュー出し」とか言われるあれである。

「あれである」ばかり言っているが、まあ、あれなんです。

非常に感覚的な競技ですからね、あれは。
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by efurin | 2007-01-18 17:07 | プール用語辞典 | Comments(0)

「ち」

《チビる》

試合や賭け球などにおいて緊張のあまり、思うようにキューが出せなくなる状態。

野球で投手が「球を置きにいく」状態や、ゴルフの「イップス」と同種のものだと思われる。

「チビリながら人は上達する」
「チビらん奴は上達しない」
とはビリヤード界でしばしば用いられる表現である。

そして、どんな上級者でも多かれ少なかれ、必ずチビりながら撞いているのである。

しかし、上級者というのは、それを極力、表面に出さないものである。
それを「貫禄」「風格」と呼ぶ。

筆者は一時期、技術を抜きにして、それらを身に付けようとする事ばかり意識していたものである。
すなわち「ハッタリ」である。
特に遠征試合などでは、互いに技量が知れない状態の対戦が多くなり、案外、こういったハッタリ的な部分がメンタル面の優劣の差となるケースも多いのだ、と筆者は考えていた。
間違った論法ではないと思う。
が、あくまでも付属的な要素でしかないのであり、練習の積み重ねによる技術を持つ者は、チビり丸出し状態でも、手をプルプル震わせながら球を入れ続けるものである。
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by efurin | 2007-01-05 17:42 | プール用語辞典 | Comments(0)

「た」

《ダブルイルミネーション》

敗者復活制を採用するトーナメントの事。

負けると即終了のトーナメントは「シングルイルミネーション」。

「予選ダブル、決勝シングル」
などと、会話の中では「イルミネーション」を省略して用いられる場合が多い。

ポケットビリヤードの大会形式の多くがこの例のパターンである。

そのため、大会を終えた選手がホームの店に戻り、
「試合どうだった?」
と聞かれる際には、
「負け負け」とか、
「負け勝ち負け」とか、
「勝ち負け勝ちでシングルに上がったけどシングル一発目で負けた」
などという表現となる。

このトーナメント形式では、初戦で敗退して敗者ゾーンに回ると、そこから決勝トーナメントへ進出するためには3~6連勝(トーナメントの規模による)が必要となってくるので、やはり1回戦は重要なのである。
それを考えると1回戦不戦勝(トーナメント編成上、どうしてもこれが発生する事も多々ある)というのは幸運以外の何物でもない。

ただし、予選の勝ち上がり方による悲喜こもごもというのはあらゆる側面を持っているものである。
例えば、「勝ち勝ち」という素晴らしい戦績で決勝T進出を決めた場合、もちろん気分的には大満足なのではあるが、この場合、決勝T開始まで相当な長い時間待機しなければならない事が多い。
敗者ゾーンが終わるまで決勝Tは始まらないから。

予選で2試合しか撞いていない上に前の試合から間隔が開くのである。
そこにきて、予選で敗者ゾーンに回り、決勝Tの直前までかけて5、6試合戦ってきた相手と当たったりすると、モチベーションも含め、どっちが有利かは明らかである。
ただ、これはもちろん実力が五分という前提の話ではあるが、トーナメントの明暗を分ける要素の一つである事は確かである。

個人的には「勝ち負け勝ち」あたりで決勝Tに進むのが好ましいと思っている。
もちろん、実際の試合中にそんな事は考えないが。
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by efurin | 2006-12-28 11:54 | プール用語辞典 | Comments(0)

「そ」

《外ウマ》

ビリヤードの大会(主にハウストーナメント)で行われる、優勝予想大会の一種。

最もシンプルなものは、優勝者を予想し、一口幾らかで投票者を集い、的中者で集まった金額を分配するというもの。
競馬でいう「単勝」。
ただ、一般的に多く用いられているのは競馬でいう「枠連」「馬連」である。

なぜ、このようなイベントが行われるかにはいくつかの理由が考えられる。
まず、ビリヤードプレイヤーは全般にバクチ好きが多い事が理由として挙げられる。
この場合、参加選手の中から自然発生的に主催者が現れる場合が多い。
もちろん、イカサマなどを行うのは無理に等しいので(強いて言えば、自分がわざと負けるぐらいであるが、やはりプレイヤーは皆、サブイベントの外ウマで勝つ事より、大会自体での優勝を目指すものである)、主催者自身も投票に参加する事が多い。

一方、大会の主催者が公に開催するケースもある。
大会によってはエントリー時に投票用紙などを渡す事も稀にある。
これには、大会を「最後まで」盛り上げたい、という意図がある。
ビリヤードの大会の多くは、トーナメントが進むにつれ会場にいる人間が減っていくものであり、メインの決勝戦ともなると会場には2名の選手とそれの取り巻き、そして主催者しか残ってないものである。
大半の参加者は負けたら帰宅の途につくからである。

その点で外ウマを実施していると、投票が的中する可能性を残した者が残って観戦するので多少は盛り上がるわけである。

ちなみに筆者はこの外ウマ開催が得意である。
こういうのを得意と呼んでいいのか分からんけど。

その昔、高校生時分、筆者は当時まだブーム中だったF1のブックメーカーとなり、各教室を営業して回り、ちょいとばかしの小金を儲けていた過去を持つ。
枠順やらオッズを授業中にシコシコと作成していた。

時効でしょ、時効。
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by efurin | 2006-12-26 16:13 | プール用語辞典 | Comments(0)

「せ」

《センターショット》

ポケットビリヤードの練習法の一種。

先球を台上のセンタースポット(台の中央部にある点)に置き、手球を先球とコーナーポケットを結ぶ延長線上に置いて先球を入れるショットである。
つまり、まっすぐの球を入れる練習である。

また、ローテーションやジャパンナイン(5-9)などの競技においては、ファール(スクラッチ)後のショットがこのような形式になる事が多い。

棒状の用具を用いる球技(野球、テニス、卓球など)の基礎練習には必ずといっていいほど「素振り」というのが存在するものだが、ビリヤードにおいてはそういう練習はあまり行われない。
この「センターショット」がビリヤードにおける「素振り」的な扱いを受けている感がある。

確かに、球を撞かずに素振りするよりは、先球の軌道が目に見える分、ストロークのチェックなどに役に立つ。

だが、この練習法には大きな難点が一つ存在する。

「球をいちいちセットするのが面倒」

なのである。
練習法の性質として、ゴルフの「打ちっぱなし」にも似ていると思われるが、その場合、練習場ではボールが自動でセットされたりするものであり、そうでない場所でも、自分の足元にボールを置くのはさほど面倒な作業ではない。

だが、このセンターショットの場合、ショットが終わる度に、いちいち先球をセンタースポットまで行って置かねばならないのである。

もうお気付きであろう。
筆者はこの練習法が嫌いなのである。
なので上達しない。
いや、これは練習法としてのセンターショットの優秀性を問うているのではない。
こういう地味な練習を飽きもせず繰り返せるような性格の持ち主が上達しやすい、という話である。

ちなみに筆者はビリヤード場勤務時代、この面倒さを解消する為、センターショットをするお客の横について、ショットが終わる度にセンターに先球をセットしてあげていた。
自称「全自動センターショットマシン」。
なかなか好評であったが、ショットとショットの間がなくなり疲れる、という声も挙がったものである。

やはりビリヤードはスポーツではないのであろうか・・・?
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by efurin | 2006-12-20 17:40 | プール用語辞典 | Comments(0)