2017年 06月 11日
それぞれのPOGりん7
昨シーズンはサトノアレスで自身初のGⅠ制覇。
その他、序盤にはディーパワンサの奮闘もあり、自己最高位タイの7位フィニッシュ。
年明け後、サトノアレスが伸びあぐねた点が痛かった。
今回の1次ドラフトは見事な立ち回りで、多くの欲しい馬を確保できた感じ。
人気の上位指名2頭を僅差で獲り切っておりました。
かつての津里快速軍団のイメージからして、ロードカナロアに熱を入れてくるかと思いきや、オルフェーヴル産駒に比重を置いてきました。
ただ10位のところだけは津里遺産。
その新種牡馬勢が半数を占めたリスト。
オルフェとカナロアはどこかからヒットを出してくるでしょうから、この5頭にそれが潜んでいるか。
不発だった場合は、実績と信頼のディープ、キンカメがカバーできるか。
上位指名5頭は一流厩舎揃いで、そこは安心感。
種牡馬オルフェーヴルの初年度大ブレイクがあれば、この方とメジロマ委さんが優勝争いを繰り広げるかも。
そんな展開もありうる。
7.津里俊満
1位 [シンハラージャ](牡・オルフェーヴル×シンハリーズ・13)
4/22・ノーザンF・[キャロットF]・[栗・石坂]
母父シングスピール クラブ募集12000万
半姉シンハライト(オークス)、リラヴァティ(マーメイドS)、半兄アダムスピーク(ラジオNIKKEI杯)
「坂路で16秒台の調教を行っているが動きは抜群。トモの動きはうちの厩舎で一、二を争うほど。動かそうと思えばもっと動かせるが、体もまだそんなに大きくないので、オーバーワークにならないよう無理せず、成長を第一に考えて進めている。体はあまり大きくないといっても、パーツパーツはしっかりしているし、腹袋もあるので問題ないだろう。気性面を含め、オンとオフがはっきりしている点もいい」(育成)
423キロ(4月) 秋デビュー予定
2位 [ガールズバンド](牝・ディープインパクト×エレクトラレーン・6)
2/20・社台F・[社台RH]・[栗・須貝]
母父Dubawi クラブ募集4000万
母は独GⅡ勝ち
「姉は小さくて苦労しているが、これから走ってくるはず。妹は姉よりしっかりしているし、当然、期待は大きい」(調教師)
「力強いアクションで走る。非常に大きくて速い、飛んでいくようなフットワーク。来春を騒がす存在になっていて欲しい」(育成)
490キロ(3月) 6月入厩予定
3位 [アドマイヤツルギ](牡・オルフェーヴル×リュシオル・9)
2/17・ノーザンF・[近藤利一]・[栗・須貝]
母父クロフネ
近親スリープレスナイト 15セレクトセール8600万
「芝でもダートでもいけそうな感じ。扱いやすそうな気性」(調教師)
「坂路を15秒のタイムで駆け上がっていて、ストライドの大きい力強い走りを見せている。気持ちの面で敏感なところがあるが、そのあたりもだいぶ改善されてきた。切れるというよりは、いい脚を長く使うタイプで、距離はある程度あった方がいいと思う」(育成)
476キロ(4月) 秋デビュー予定
4位 ロイヤルバローズ(牡・オルフェーヴル×ゴッドフェニックス・9)
3/25・下河辺牧場・猪熊広次・栗・角居
母父ブライアンズタイム
近親ダイワエルシエーロ、グレーターロンドン
「来た当初から体つきが良く、完成度が高かった馬。体質がしっかりしているし、扱いやすいので順調に乗り込めている。ピッチ走法でスピードの乗りがいい。気性も前向きで新馬戦向き。早い移動にも対応できそう」(育成)
467キロ(3月)
5位 [デサフィアンテ](牝・キングカメハメハ×アヴェンチュラ・7)
1/27・ノーザンF・[キャロットF]・[栗・角居]
母父ジャングルポケット クラブ募集6000万
近親トールポピー、フサイチホウオー、母はGⅠ勝ち
「まだ緩さがあるので、調教も坂路で16~17秒程度に抑えているが、徐々に良くなってきている。おとなしくて調教はしやすいし、この血統らしく柔らかみのある動きを見せている。体はもうひと回りぐらい大きくなってくれるといいね」(育成)
457キロ(4月) 秋デビュー予定
6位 カレンシリエージョ(牝・ハービンジャー×ベルアリュールII・10)
2/15・ノーザンF・鈴木隆司・栗・鈴木孝
母父Numerous 15セレクトセール3900万
半姉アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル)、母は米GⅢ勝ち
「坂路を15秒の時計でバリバリ乗り込んでいる。切れ味がありそうなタイプで、距離は1600~2000ぐらいが合っていそう。札幌2歳Sを目指したい」(育成)
462キロ(3月) 北海道デビュー予定
7位 [トーセンヴァロン](牡・ディープインパクト×ベルワトリング・9)
1/20・ノーザンF・[島川隆哉]・[美・田村]
母父Dushyantor 15セレクトセール12500万
母は智GⅠ勝ち
「体つきは小柄だけど、牧場の評価を聞くと背中がいいみたい。手先の軽さはディープ産駒らしいし、上手くいけば爆発するかもしれない。秋頃に使うようなイメージで進めていく」(調教師)
「坂路で16秒ペースで乗り込んでいるが、血統も奥手の方なので、成長を促しながらじっくりと進めている。息遣いも問題ないし順調。ディープ産駒らしく動きも柔らかいし素早さがある。オンとオフの切り替えも早い」(育成)
448キロ(4月) 秋デビュー予定
8位 [ガトーブリランテ](牝・ディープブリランテ×セレスティアルキャット・4)
3/3・追分F・[サンデーR]・[美・中館]
母父Tale of the Cat クラブ募集1400万
「凄く順調。体つきもいい。牧場で攻め馬を見たけど、速いところも結構やっている」(調教師)
「見栄えのする好馬体で動きは柔らかい。芝のある程度の距離で期待している。それほど遅いタイプではないと思う」(育成)
470キロ(3月)
9位 マイネルミシシッピ(牡・オルフェーヴル×エーシンメンフィス・7)
4/16・栄進牧場・TCラフィアン・美・畠山
母父Medaglia d'Oro 16セレクトセール4500万 クラブ募集5600万
母はGⅢ勝ち
「ガッシリとした感じの体つきで馬格もあるし、見栄えのする好馬体の持ち主。この馬は期待できると思う」(調教師)
「力強さを感じさせるし、いいスピードもある。順調に良くなっていて、トップクラスに入れてもいいくらいの動き」(育成)
440キロ(3月) 5月入厩済
10位 エヴァイエ(牝・ロードカナロア×セレブラール・11)
3/21・土居牧場・ノースヒルズ・栗・角田
母父ボストンハーバー
半姉ベルカント(フィリーズR)
「バルカントが特別だったというか、バクシンオーのいいところをすべて受け継いだ感じだったから。それと比較すると、どうしても牝馬らしい体。だからといって華奢なわけではないし、生まれた時は筋肉質な体つきだったから、これからの成長の余地も十分。そういう意味でもゆっくりと様子を見ていった方がいいと思う」(調教師)
「回転の速いピッチ走法でまさにスピードタイプ。動きも軽く、すぐにトップスピードに乗る。欲を言えばもう少しトモに力がついて欲しい」(育成)
440キロ(4月)
by efurin
| 2017-06-11 23:59
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