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プールとロックとお馬さん。

それぞれのPOGりん開幕編・11

第11回目。
いつもならラストに書く自分の分ですが、今回はウェーバー順に従っていきます。

昨シーズンについてはラジオ内で振り返ったりしたので省いておきます。

さて、自分が優勝したいがために立ち上げたような、このPOGりん。
今回こそは頂点を目指して・・・というところでしたが、1次ドラフトでは上位指名5頭がすべて重複負けという悲しい結果。
小笠原、ラミレスがいないジャイアンツ打線みたいな気分ですが、それでいて6位から補欠4位までは重複なし。
どうせならあと1、2頭重複負けして2次でもっと選びたかったぐらいであります。
何とも中途半端な感じ。

でも、高橋、イ・スンヨプ、亀井のクリンアップでも戦えると信じたい(注:管理人は決してジャイアンツファンではありません)。
あと、またこれを書いている日にラヴェリータが勝った(管理人の前々回の牝馬エース)。

では「特に読みやすくまとめよう」という気もなく、ダラダラと指名背景などを書きたいと思います。

⑪えふりん

1位 ジュライザセヴンス(牡・タニノギムレット×プルーフオブラヴ)
4/14・ノーザンF・シェイク・ハムダン・栗・安田

09セレクト4700万円。母の半姉・シーキングザパール
「育成では調教の進んでいるグループにいるし、なるべく早くトレセンに連れてきたい(一旦、栗東に入厩後、放牧)」(調教師)「重心が低めで、タフな走りを見せている。調教メニューは順調にこなしてきているので、それほど遅くない時期にデビューできると思われる」(育成)

<1歳セレクト全体で10番目の高額取引馬。この不景気の中「まだ馬の形が出来上がっていない当歳セールよりも1歳セールで馬を買った方が堅実」という傾向があるのは結構、語られている話ですが(確かにバリバリの良血馬は当歳セールに上場してくるのが多いけど)、そんな中、ダーレーが買ったこの馬。きっと、あそこの中には強烈な相馬職人がおるはずですよ、きっと。変態的な眼力の持ち主が。で、タニノギムレット。07年の種付け当時といえば、ウオッカがすでに活躍を見せていた後なので、今世代はサイクル的にギムレットが当たりを出すだろうと思うわけです。生誕時の母齢8歳で2番仔。これはマイルールにドンピシャ。2歳戦には定評が出てきた安田厩舎なので、そこら辺も問題なし。生産はノーザンFですが(なので信頼も置けるのだが)、いよいよダーレーが日本競馬に本腰を入れてくるのではなかろうか。名前もかっこいいし。>

2位 母シアリアスバイオ(牝・ディープインパクト)
3/13・ノーザンF・[バイオ]・[栗・藤原英]

母は秋華賞3着
「ディープの仔らしく品のある馬。気性的に幼いところがあったけど、それが前向きさに変わってきた。走りに関しても最初の頃からレベルが高かった。期待していた通り、いい雰囲気に成長している」(育成)

<1次ドラフト2位指名の母マルバイユ以外、後はひたすら「下位でひょっこり獲れるディープ」探しに躍起になっていた今回の指名馬選び。母父タマモクロス、母母父マルゼンスキーとか、案外ディープってのは、こういう泥臭い母系から活躍馬を出したりしないものか、と決してロマンではなく思ったわけです。母が7歳まで目一杯、レースを走ったのは若干、気になる材料ですし、タマモクロスの晩成気味な血(母も年明けデビューだった)、そして、馬の管理についてはじっくり慎重な藤原英師というのも・・・あー!こう書いてみると何だかマズい気がしてきたぞ!この馬(笑)。でも、父に似て小柄だし(4/15で428キロ)、故障はしなさそう。POG本には「秋口のデビューを予定」とか書いてあるし、ま、大丈夫でしょ。あ、あとあれだ、去年に取り上げたファミリーNo.理論(去年はそれでピサノユリシーズを選んでまあまあいい線だった)のl(エル)記号馬なんだな、これ。>

3位 母ブルーリッジリバー(牡・ジャングルポケット)
4/24・岡田スタッド・[大川徹]・[栗・松田国]

08セレクト3000万円。母は桜花賞2着
「今回、ようやく出たなという思い。馬体のバランスが良く、柔軟性があってバネも凄い。今、まさに成長期で、大きな期待を持っているし、じっくり進めていく」(育成)

<前々から言われている通り、今年の2歳世代はジャングルポケットの当たり年になる可能性がある。でもって、かつての我が指名馬・トールポピーをの下を決死の覚悟で(大げさな・・・)1位指名で獲りにいったものの玉砕。でもまあ、ちょっとロマンに寄ってしまった感のある1位指名だった気もするので、結構、あっさりあきらめが付いた。でもって、下位指名で獲りにいったジャンポケがこの馬。まあ、特に目立ちもしないだろうし、下位の無風で獲れるだろうという読み。そこでさらに、厩舎戦略というものに思いを馳せるわけですよ。マツクニ厩舎なんてブランドには、社台系の良血馬を抱えるオーナー、クラブがわんさか寄ってきて預託のオファーをかけるというものでしょう。そんな中で、こういう日高の生産で、特にセールの高額取引馬でもないこの馬が、こういう厩舎に入るというのは、これは「馬が素晴らしくいい」という以外に理由がないはず(確かに、この馬主さんは過去に3頭ほどマツクニ厩舎に預けていて、繋がりがあるっちゃあるのだけど)。この馬の分で、社台系の枠が1頭、押し出されているのだろうし。非社台系の生産馬をリストに入れる場合、当然っちゃあ当然かもしれないが、こういう観点が必要なのだと思う。>

4位 [セバストス](牡・キングカメハメハ×マリーシャンタル)
2/17・ノーザンF・[サンデーR]・[栗・藤原英]

クラブ募集総額4000万円。母の半姉・エアグルーヴ
「まだ少し緩いけど、夏を境に大化けしそう。これからの伸びしろに期待している」(育成)

<この馬の生誕時、母は12歳で、ヤングマザー至上主義者のわたくしとしては若干、高齢の部類なのですが、とにかくこの馬の上は皆、堅実。今日のブリリアントSで4着だったシャルルマーニュが(4.2.1.2)で、その上のシャンパンマリーが(2.5.0.4・1000万クラスで5戦連続2着!)という戦績。「まだ少し緩い」ってのを裏読み的に翻訳すると(ネガティブ系のコメントは3倍に増幅させて読まねばならない)、結構な晩成傾向なのかもしれんけど、一方で、春のこの時期に威勢の良いコメントが出ている馬より、夏を境に変わってくる馬の方が当たりが多い説もあるし、そこら辺で相殺。いや、単なるバクチであるけど。で、2世代目で当たりが出たキングカメハメハですが、さすがに3世代目ってのはいったん、落ち目の時期ではある。ただ、そのセオリー、この種牡馬には当てはまらないんじゃねえか、って思うぐらい、今回も母父SSの良質牝馬がキンカメに集結。推測だが、07年春の時点で、すでに社台グループの中で「キンカメ>シンボリクリスエス」の図式が出来上がっていたのではなかろうか、と。でまあ「ジャンポケとギムレットはボチボチやっていこかいな、いい馬出すし」っていう非SS種牡馬の勢力図。でもって、前にも書いたけど、キンカメはダートでも潰しが利く。これは未勝利のまま冬場に突入した時の強み。>

5位 [カフナ](牡・キングカメハメハ×ピンクパピヨン)
2/28・ノーザンF・[金子真人HD]・[栗・池江寿]

08セレクト7500万円。母の半妹・ベッラレイア
「調整が進んでおり、兄(マナクーラ・08年新馬勝ち)同様に夏の新潟で使えそう。早いだけじゃなくて成長力も感じる」(調教師)「ピリっとした気性で走りもシャープ。早めにデビューできそう」(育成)

<金子オーナーが自らの所有馬だったキングカメハメハの仔で大当たりを出した(言うまでもなくアパパネ)。これは何も偶然ではないと思う。セールで金を出すにしろ、自所有の繁殖牝馬の仔分けにしろ、あのお方はキンカメの仔と、そしてディープの仔には、あらゆるアンテナを伸ばして、相当気合を入れて馬選びを行っているに違いない。個人馬主としてダービー2勝を果たした今、何を考えるって、そのダービー馬の仔から更に活躍馬を持つって、これはもう完全に「ウイニングポスト」の世界。この方にも、きっとかなり凄腕の側近が付いているのではなかろうか。でもって、当歳セレクト7500万。このセールが行われた直前、フィフスペトルが新馬勝ちしていたってのはあるかもしれんが、それでもまだ当時のキンカメは海のものとも山のものつかない状態。きっと、馬自体が良かったに違いない。とりあえず、池江息子先生は夏の新潟を草刈場にしてくれるし(2歳馬は、なるべく広いコースで走らせてあげたい、という立派な理由である)、新潟のマイルあたりの新馬戦をあっさり勝ってくれそうで、それなりの速攻系。>

6位 [マコトサンパギータ](牝・ジャングルポケット×マコトマンリョウ)
3/17・大成牧場・[真壁明]・[栗・松田国]

「北海道ではやんちゃなお嬢さんだったけど、近郊の牧場に移動してから落ち着きが出てきた。身のこなしが柔らかくて芝向きの体をしている」(調教師)

<これはほぼ、3位の母ブルーリッジリバーと同じ指名理由。あと、同じジャンポケのアヴェンチュラを獲り逃した時の影武者的存在として補欠1位に据えておいた。その意味では正解だったか。「身のこなしが柔らかい」これはヒットコメントの中でもなかなか重要な部類に入る。あと、昨年から引き続き、マツクニ厩舎ってのは、このクラスの大物厩舎としては、古馬OPの在籍数がそれほど多くない。これは2、3歳馬に馬房を回す際、とてもやりやすいと思う。生誕時母8歳で2番仔、ってのはジュライザセヴンスとまったく同じ。このあたりも決め手ではあった。やっぱね、いくらヤングマザー主義者とはいえ、初仔より2番仔の方がいい。今回から「初仔は選ばない」というのをマイルールに加えたのです。これについては今年の競馬王別冊に収録されている角居師のインタビュー発言から引用しておこう。「一般的に1番仔は小さくなる傾向があって、2番仔、3番仔に良い仔が出てくるだろうと言われています。それは、出産が2、3番目になるとお母さんの産道や腹袋ができてくるし、出産後もお母さんの年齢が若ければ草を食べるのに走り回るため、その仔も元気であることが多いというわけですね」>

7位 レッドレジーナ(牝・アグネスタキオン×チケットトゥダンス)
3/7・社台F・東京HR・栗・藤原英

クラブ募集総額1400万円。半兄・シビルウォー
「お尻に丸みがあり、胸前が深めの体つき。いかにもタキオン産駒らしさが出ている。水準以上の動きを見せているし、いいスピードと力強さを兼ね備えて持っている」(育成)

<今さら言うまでもないが、最近の東京HRの勢いは凄い。山本オーナー支援の元、リニューアルしてから(かつてのユーワですな)、社台系やら下河辺やらの良血をズバズバと仕入れ、預託厩舎も一流どころばかり。POG本を読んでおりましたら、何やらこのクラブはジョン・マコーマック氏という、世界的なホーストレーダーをアメリカから呼び寄せているらしい。シンコウフォレスト、タップダンスシチーを発掘し、ウインドインハーヘアを日本に仲介した人なんだって。その他、各方面にあらゆるアンテナを伸ばして馬選びをしているみたいで、なるほど、そりゃ急激に成績も伸びるわな、と感心した次第。で、性別こそ違えど、同じタキオン産駒で1次ドラフト4位指名のレッドデイヴィスの影武者として補欠2位に入れたのがこの馬。まあ、母父サドラーズのタキオンに成功例が無いのが不安だけど、藤原英師はタキオン牝馬のマイスターだし(って、現4歳のイメージだけか、それ。でも、馬を大事に使う姿勢がタキオン産駒での成功に繋がっているのだと思う)、去年のルクールダンジェ(タキオン牝馬で藤原英厩舎)のリベンジ的な意味合いも込めております。>

8位 [アリゾナドリーム](牡・スペシャルウィーク×クルナコーヴァ)
2/24・ノーザンF・不明・未定


<これはもう完全にバクチ指名。直接的な理由としては「シーザリオと同じ父・母父(サドラーズウェルズ)の組み合わせ」ってだけ。この組み合わせは他に大きな成功例があるわけじゃないけど、まあ、同じノーザンFだし、っていう。あと、これは個人的な実験の一環でもあり、昨年、一昨年のPOG本を読み返して、「本のどこにも出てこねえじゃねーか」っていう期間内の活躍馬が一杯いることに気付き、つまり、ドラフト前、春時点の情報なんてそんなにアテになるもんじゃないんだなぁ、っていう。そして、POG本にデカデカと取り上げられている中で大活躍した馬の少なさってのも、また。だったら、補欠指名の下位に1頭、そういうバクチ的なのを入れてもいいんじゃないか、と思った次第。まあ、POG本の利用価値の大きなものとして「少なくとも2歳の春の時点で馬が無事に存在していることの確認」ってのがあるわけですが(もちろん、そこからドラフト直前まで、ネット媒体などでの安否確認は必須)、それすら完全無視。情報は皆無。それでも目をつぶってバットを振り回してみた。まあ、POGにおける自己顕示欲としては、まっとうなものだと思うけどね、こういうのを選ぶのは。万が一当たれば、「うっへへ、誰も指名できねえだろ、これは」っていう。たまにはそういうのもね。でも、ノーザンFでスペシャル産駒っていう品質保障はささやかな逃げ道。>

9位 [ディープフィールド](牡・ディープインパクト×スリーダイメンションズ)
4/22・ノーザンF・[近藤英子]・[栗・音無]

09セレクト7000万円
「セールで評価の高かった馬だし、もちろん楽しみ」(調教師)

<これは大きいディープだそうで(500キロぐらい)。1歳セレクトで5番目の高馬でございます。まあ、セレクトで1億を超えるような高馬って案外、走らない、ってのは良くささやかれる話ですが、このところ、全体的に売却価格も低下しているし、ひと昔前なら「実は5千から7千万ぐらいが走り頃」って言われていたのが、今は7千万ぐらいでも超高額馬の部類なんじゃないか、と思ったりするのです。なもんで、そこら辺はちょっと不安。でも、ペルーサがセレクト1億で活躍したし関係ないんじゃないか。それより、気になるのはこの馬のオーナー。オドマイヤの奥さんだけど、このお方は、とてもとても大事に馬を持つ方でしょ。「絶対に無理はさせないでね」って、音無師にお願いする光景が浮かんでくる。まあ、ヴィクトリーっていうPOG的な成功例もあるので、全ては馬次第なんだろうけど。でも、「下位でこっそり獲れるディープ。しかも大物候補」って意味では、これほど適した馬はいないのではなかろうか。クラブ所有じゃない分、出回る情報量も少なく、その分で注目度も低くなる。8位のところで書いた話と関係するけど、個人所有の馬でホントに期待されている馬ってのは、育成段階で馬に余計な負担をかけないために、表にさらさないようにオーナーサイドから要請されているのではないか、と思う。だから、この時期のPOG本の情報と実際の活躍馬との間にズレが生じるのではなかろうか。例えば、メディアが育成牧場などに取材を依頼する。すると、牧場側が取材対象にする馬を事前に選んでおくわけですよ。何も、スーパーで買い物をするかの如く、そこにいるすべての馬を根掘り葉掘り選んで取材者が見れるわけではない。という感じに、8位と同様、今シーズンの「反情報戦略」実験の一環であります。>

10位 フローガ(牝・アグネスタキオン×ササファイアー)
3/2・ノーザンF・キャロットF・栗・松田国

クラブ募集総額2200万円。半兄・プラテアード
「タキオンの大型牝馬でどれだけ走るか楽しみ。第二のスカーレットになってくれないか、と期待している」(調教師)

<まあ、これはいかにも「予定にない馬を入れちゃったな」という「ドラフトあわてんぼ」の典型例みたいな最終指名でしたが、やっぱ上記のコメントを見るとそそられるじゃないですかぁ。でも、とにかくおっかないわなぁ、タキオンの牝馬で550キロ超えだなんて。ビクビクしながらデビューを待ち、走ったら走ったで「速いタキオンほど壊れやすいからなぁ」っていう想いに駆られる日々となるわけです。でも、ダイワスカーレットもディープスカイも、最上級のタキオン産駒は結構、丈夫だったね、ってとこで。「無事これ名馬」まさにそれを願う次第。これも、メジャークラブ馬としてはメディアの露出が少ないのも(競馬王は写真掲載無し、ギャロップは産地馬体検査の立ち写真のみでコメント無し)ちょっといいかも。あと、我が心のドラフトライバルであるスモちゃん(ドラフトではいつも、こてんぱんに負かされる)が昨年指名した母の仔で活躍馬を出してドヤ顔をしたい、って下らない理由もある>
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by efurin | 2010-06-13 00:03 | それぞれのPOGりん | Comments(0)