2010年 02月 18日
2/18今日の名曲
「好きな人と今週鎌倉までドライブに行きます 結果はどうなるかわからないけど、勝負してきます」
YouTubeのこの映像の投稿欄にこういうのが載っていた。
このシリーズを書くにあたって「ただの歌詞じゃねえかこんなもん」という桑田さんの歌詞集を参考文献にしているのだけど、 これの巻末解説が村上龍氏で、その中で氏はこう書いている。
「僕はG・ルーカスの"アメリカン・グラフィティ"が好きだ。~中略~ラスト近く、プラターズの"オンリー・ユー"が流れてくる時、いつも泣けてくるのだが、込み上げてくる涙の半分は素直な感動、残り半分は、くやしさ、だ。~中略~青少年の心とぴったり重なるポップミュージックがない国なんて考えられるだろうか、そんな国は植民地以外にはないのではないか。サザンオールスターズはちょっと特別なバンドだ。どう特別かと言えば、例えば"いとしのエリー"があれば"ジャパニーズ・グラフィティ"のラストシーンが撮れるということだ」
まさにその通りだと思う。
先に書いた投稿欄のコメント、とても陳腐だといえばそこまでだけど、サザンの楽曲には、それを書かせる力があり、また、それを陳腐にさせない力を持っている。
その彼と彼女のドライブ、そこにこの曲を流せば、いっぱしの映画のワンシーンになってしまう。